健康なからだはめぐりがいい!あなたの身体は滞っていませんか?

健康なからだはめぐりがいい!あなたの身体は滞っていませんか?

長年、健康なからだづくりに携わってきて、いつまでも元気に動ける身体であるために必要なキーワードはたったひとつ!だなぁと私は思っていて心掛けています。

それは「滞り」です!

どういう意味?と思われるかも知れませんよね。

まずは健康と滞りの関係を、そして3つの観点から発生しやすい滞りを説明します。
まずはあなたの滞り具合をチェックしてみてください。

どうして不調になるのか?

不調になる原因を探っていると抽象的な言葉になりますが、どれにも共通する状態が「滞り」「停滞」です。

物事でも停滞しているとうまくいかない、うまくいかないから停滞する、ですよね。
それと同じことが身体にも当てはまります。

簡単すぎるのですが、健康も同じです。
私たちの身体は常に動いています。呼吸していますし、血流が流れています。

調子がいいときはいいリズムを刻み、スムーズに流れています。

不調や痛みがあるときはリズムが崩れ、流れもスムーズでなくなっています。
健康になりたいなら、健康を維持したいなら、滞りをなくしてスムーズに流れるようにする。

これが最初の一歩だと私は考えています。

滞りを解消してから、鍛えていけばいいと思いますよ。

滞りの種類

滞りには3つのタイプがあります。
肉体の滞り、精神の滞り、感情の滞り
滞りは何が原因で生じるのか?3つの観点、それぞれから見ていきますね。

肉体の滞り

物も長年使っていると劣化し、ボロボロになりますよね。
例えば、ゴム製品は伸び切る、鉄製品は錆びてくる、知らない間にほこりがたまる

同じことが体にも当てはまります。

こんな状態になっていませんか?

筋肉は使わないと固くなります。そして、錆びつくように動きが鈍くなっていきます

同じ筋肉ばかり使っていると疲労がたまって、これも固さをまねきます。

関節も同じくです。使わないと動きが悪くなりますし、使い過ぎると炎症を起こします。

もろくなりますね。こちらは食事などの栄養も関係してきます。

年齢とともに高血圧、動脈硬化なども頻繁に聞くようになりますよね。血管の流れも悪くなっていきます

肉体の滞りの簡単解消法

私たちの身体は永遠のものではないので、こういう仕組みなっています。

じゃぁ、あきらめるしかないの?という声が聞こえてきそうですが、そうではありません

このような変化があるので、自分の身体で元気に過ごし続けたいならケアが必要ということです。
窓のサッシも滑りが悪くなったら、油を指すと軽やかに動くようになります。

あれ?ちょっとおかしいと思ったときにちょこっと手をかけてあげる。

誰でもお金をかけずにすぐにできるのが簡単な体操です。
今まで身体を動かしてない方は特にゆっくりとスタートしてくださいね。
スタートダッシュで身体を痛める人は多いので、健康のためにまずは簡単なエクササイズを。

エクササイズとは?トレーニングとは何が違うの?

 

肉体的な滞りはボディワークや整体など他人の手を利用しても解消できます

肉体的な滞りがあるなぁと感じた方は何かしら行動してみてください。

精神の滞り

次の滞りは精神的な滞り。思考の滞りとも言えます。

悩みごとをしていると気持ちが沈みませんか?
ふっと気づくと同じことをぐるぐる考えている。

これ、エネルギーが停滞しています。

こんな症状出ていませんか?

私の経験ではこういった滞りは内臓への影響が大きいように思います。

お腹まわり(肋骨下部〜下腹部)触って押してもカチッと固い。
ぽっこりお腹でかちこちなのも精神面が影響していること多いです。

あと考えすぎの影響を大きく受けるのが睡眠です。
悩みごとがいっぱいだと寝つきが悪くなります。睡眠の質も良くないです。

考えごとをしているときは、ほぼ同じ姿勢だと思います。
身体もギュッとしているので肉体の滞りにも繋がっていきます。

精神的な滞りの簡単解消法

まず、ご自身を客観的に見てください。

生活の中でストレスを感じているか? 悩みごとを抱えているか?
答えがイエスなら、どんなストレスや悩みなのかをクリアにしてください。

できれば書き出してください。

とにかく自分の中から一旦外に出す!これだけでかなり流れは良くなります。

精神の滞りはとても多いので、実践してみて欲しいです。
何か効果を感じてもらえると思います!
それが次にあげる感情の滞りと見事に混ざり合っていきます。

感情の滞り

最後は感情の滞り。

ピュアな感情は内側から湧き上がってくるもので、言葉にしにくかったりします。
肉体が勝手に反応することも多いです。

そういう感情に気づいてあげてくださいね。

こんな感覚になっていませんか?

こちらも同じく内臓への影響が大きいです。
胸が苦しかったり、痛かったりしていませんか?

不思議ですけど、身体の痛みにつながっていることも多いです。

慢性の痛みがある方は感情と思考クセの両方から見ていくといいです。

女性は感情が豊かなので、感情の未消化が不調の引き金になっていることが多いです。
誰かに吐き出したいと思っているときはかなり溜まってきてますね。

感情の滞りの簡単解消法

感情はものすごい種類があります。
今日はめちゃくちゃ大雑把に捉えて喜怒哀楽で話を進めます。

怒りはできるだけおさめるように教えられましたよね。
なので、怒りを感じないように閉じている人怒りを感じても抑え込んでいる人は多くいます。

悲しみも人前ではあまり表現しませんよね。

喜びや楽しみも素直に出せることもあれば、周りとの関係を考慮して抑えることも少なくないと思います。

感情はお天気のようなものです。
天気と同じように私たちに変えることはできないし、必要なものです。

湧き上がる感情はどうにもできない。
それを味わうことでその感情は停滞せずに流れていきます。

悲しいことがあって、思い切り泣けなかったり、弱音を吐くことができなかったりすると、胸のあたりにそういう感情が滞りやすくなります。

結果として、呼吸が浅くなり、気力がでず、気分が沈みがちになります。
うわーっと泣いたら胸まわりや心がスッキリする経験をした人は多いと思います。
映画を見て泣くのもいい解消法です。

怒りは厄介な感情の一つですよね。

感情は出すこと(表現すること)だけが味わうことではありません。

怒りをすぐさま目の前の人にぶつけるのは解決策にはなりません。
まずは怒りという感情が自分の心に湧き上がっていることをしっかりと知る。

現実に起こっていることと感情(自分の中に起こっていること)を区別するようにしてみてください。
何に対して怒りが出ているのかを見る。

相手はあなたを傷つけよう、怒らせようとしているのではないことが多いです。

冷静に起こった出来事と感情を見るだけで怒りの感情が流れるべき方向に流れていくことがあります。

まとめ

あなたはどんな滞りを持っていましたか?

私は全て持っています(笑)生きていると必ず滞りは生じます。

持っていることに気づかないと対処できませんよね。まずは知ることです。

今日は滞りを肉体レベル、精神レベル、感情レベルの3つから見る方法をお伝えしました。

エクササイズは肉体レベルの滞り解消にとても役立ちますが、
身体を動かすと悩みごとを忘れたり、
グッと抱え込んでいた感情が動き出して自然消滅したりする優れものです。

こまめなエクササイズやケアで滞りが大きく固まって慢性化しないようにしていきたいですね。

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